Netlify で GitHub のプライベートリポジトリをデプロイする

概要

Netlify は静的サイトホスティングサービスで、GitHub のリポジトリと連携して継続的デプロイメントを実現できます。このドキュメントでは、GitHub のプライベートリポジトリを Netlify にデプロイする手順を説明します。

前提条件

  • GitHub アカウント
  • デプロイしたいプライベートリポジトリ
  • Netlify アカウント

手順

1. Netlify アカウントの作成

まだ Netlify アカウントを持っていない場合は、以下の手順で作成します：

  1. Netlify の公式サイト にアクセス
  2. 「Sign up」をクリック
  3. GitHub、GitLab、Bitbucket、または Email でサインアップ
    • GitHub アカウントでサインアップすると連携が簡単になります

2. GitHub と Netlify の連携設定

  1. Netlify ダッシュボードにログイン
  2. 「New site from Git」ボタンをクリック
  3. 「GitHub」を選択
  4. GitHub の認証を行う（初回のみ）
  5. プライベートリポジトリへのアクセス許可を求められたら「Authorize Netlify」をクリック

3. プライベートリポジトリの選択とデプロイ設定

  1. リポジトリリストから目的のプライベートリポジトリを選択
    • リポジトリが表示されない場合は、GitHub の権限設定を確認してください
  2. ブランチと構築設定を指定
    • ビルドコマンド（例：npm run build）
    • 公開ディレクトリ（例：dist、public、buildなど）
  3. 環境変数が必要な場合は「Advanced build settings」で設定
  4. 「Deploy site」ボタンをクリック

4. 継続的デプロイメントの確認

デプロイが完了すると、Netlify は自動的にサイトの URL を生成します。
初回デプロイ後、GitHub リポジトリに変更をプッシュするたびに、Netlify は自動的に再ビルドとデプロイを行います。

5. カスタムドメインの設定（オプション）

  1. Netlify ダッシュボードで対象サイトを選択
  2. 「Domain settings」または「Domain management」を選択
  3. 「Add custom domain」をクリック
  4. 所有しているドメイン名を入力して追加
  5. DNS 設定の手順に従ってドメインを Netlify に接続

6. HTTPS の設定（オプション）

Netlify では、Let's Encrypt による無料の SSL 証明書が自動的に提供されます：

  1. サイトの「Domain settings」に移動
  2. 「HTTPS」セクションで「Verify DNS configuration」をクリック
  3. DNS 設定が正しければ、「Provision certificate」ボタンをクリック

トラブルシューティング

アクセス権限の問題

プライベートリポジトリが表示されない場合：

  1. GitHub の設定で Netlify のアクセス権限を確認
  2. Netlify のアプリケーション権限を更新するため、GitHub アカウント設定の「Applications」セクションで Netlify を見つけ、必要な権限を付与

ビルドエラー

デプロイ中にエラーが発生した場合：

  1. Netlify ダッシュボードの「Deploys」セクションでビルドログを確認
  2. 環境変数やビルド設定が正しいか確認
  3. ローカル環境で同じビルドコマンドを実行してテスト

まとめ

Netlify を使用することで、GitHub のプライベートリポジトリからの継続的デプロイメントが簡単に実現できます。適切な権限設定と構築パラメータを指定するだけで、コードの変更が自動的にウェブサイトに反映されるようになります。

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Posted by イチル